警告あり!地方の飲食店が集客で成功するためには?

富山県に限らずですが
地方の飲食店は集客に困っておられる方が多いです。
富山市だけでも2100店舗以上、存在するみたいです。
その中から、自分のお店を選んで
頂くためには、どうすれば良いか?
今日は私の周りの集客が凄い!と感じた
お店を調査してブログにまとめたので
読んでみてください。
この記事を読むと
地方飲食店の集客問題解決に繋がります。
集客成功事例① 飲食×○○をする。
私の周りで、飲食×イベントをして
集客に成功されているお店があります。
そのお店は面白くて、飲食スペースと
イベントをするためのスペースが
同一のお店の中にあります。
バーでジャズライブをやっているような感じですね。
飲食店は基本的には「料理を食べるため」に訪れます。
しかし、そのコンセプトで飲食店を作ると
ライバルが多いわけです。
「ラーメン屋」は、たくさんあります。
「○○のイベントがやっているラーメン屋」は1店舗だけです。
そう、ラーメンを食べるためではなく
イベントに参加するためにお店に来ているんですね。
食べ物を食べるために来ているのではなく
参加したいイベント最中に
食事もするという形になるのです。
そして、イベントを通して
お店の存在を知り
イベント以外の時も
食べにくるリピーターになるのです。
新しく飲食店をオープンさせるときは
「料理がおいしい」以外で人を呼ばなければいけません。
なぜなら、「料理がおいしい」ということは
食べてみて初めて分かるからです。
紹介だけお店が回れば、理想的ですが
お客様の母数が少ないので
経営的に持たない場合が多いです。
「自分のお店を全く知らない人に
どうやって来てもらうのか?」
ここをしっかり考えるのは、大切です。
ただし、上記のような仕組みを作る場合は
一つのお店の中に「料理だけ食べに来た方」と
「イベントに参加しに来た」
2つの目的の方がおられるので
別目的の方が同じスペースに混在しても
お互いの利便性を損なわないことが大切です。
普通にラーメンを食べに来たのに
ライブをやっていたらびっくりしますよね?
なので、店内がうるさくならないイベントか
営業時間外にイベントを開催するなどの工夫は必要です。
こういった形でお店をやっていくと、飲食店というよりも
コミュニティスペースの運用に近い形になります。
これからのお店つくりは
コミュニケーションを生み出していくことが、大切と言えます。
集客成功事例② 「人」を売る。
これは、人身売買という怪しい話ではありません汗
個人のお店は、独自性を出していかなければいけません。
唯一無二の存在になることですね。
その価値観が作れると、ライバルはゼロになります。
「○○さんのお店だから来たんです」という
お客さんでお店が満たされますので。
その戦略を実現するためには
「人」を売る必要があります。
つまりは「人間性」ですよね。
「人間性」というのは、色々な面で表現できます。
自分の事業のお客様のために
費やした時間と労力を視覚化する方法があります。
これは、どこでどれだけ働いたのか?といった経歴を表に出すことで
実現できます。
飲食店なら、海外に行って本場の味を学んでこられた!
といった経験があれば
そんな経験を積んだ人が作る料理って
どんなものなのか?と興味を引き出すことができます。
輝かしいキャリアが無くても
真摯に仕事に取り組む姿勢が伝われば
その方のファンはつきます。
ご自身がアレルギーで食べられなかった。
⇒「だから、アレルギーがたくさんあっても
美味しい料理が食べられるように
アレルギーがある人のためだけのお店を作った」
といった風に。
これは「ストーリーを売る」という感覚ですね。
「お店のこだわり」を売るのも、一つです。
お客様のことを考えて、プロの目線から
見た厳選に厳選を重ねた食材だけを選んで調理している。
これは「信用を売る」という形になります。
このブログでは、良く書いていることなのですが
これからは「モノ」ではなく
「コト、ヒト」を売る時代になっていきます。
なぜなら、物はもう溢れているからです。
そして、人間性を売ろうと考えていくと
・「なぜ、そのお店を始めたいのか?」
・「お客様があなたのお店をなぜ選ぶ必要があるのか?」
という点を考えていくことになるので
お客様のことをものすごく考えた
魂の入ったお店創りに繋がっていきます。
これから「お客様があなたのお店に行く理由が無い」
お店は全て価格競争に巻き込まれます。
チェーン店の役目は
「大量生産して、低コストで80%」のクオリティを
実現することにあります。
普通の「料理だけ提供する」飲食店を作ると
この資本が大きいチェーン店と真っ向から勝負する形になります。
「どこでも良いから、食事を安く済ませたい」
「何でも良いから、とりあえず食べたい」
というお客様はチェーン店に任せましょう。
それ以外の「あなたのお店だから高くても食べに行きたい!」
というお客様に集中しましょう。
地方の飲食店は大手と違い、資源が限られているので
自分のお店を高く評価してくれる人にだけ思考を向けていきましょう。
そして、何より「あなたが作った料理だから食べたい」という
お客様に囲まれたお店の店主は幸せです。
「人間性」を売るお店は
「お客様側」も「お店側」も幸せになるお店の作り方です。